自粛生活で急増中の「スマホ指」「スマホ肘」
2020年04月24日
新型コロナウイルス感染対策で学校が休校になったり、仕事が休みやテレワークになったりと外出自粛により自宅にいることが多くなった人が増えてきました。
群馬県では学校の休校も5月いっぱいまで延期とのこと・・・
自宅にいる時間が増えると同時にスマートフォンをいじってしまう時間も増えているのではないでしょうか?
その環境に伴って現在ある症状が出ている方たちが急増しています。
その名も「スマホ指」「スマホ肘」
スマホ指は別名『腱鞘炎』と言い、文字入力する上下左右の繰り返しの動き(フリック動作)で親指のつけ根や手首に痛みを感じます。
これは指を動かす「腱」と腱が通るトンネルの「腱鞘」が繰り返し擦れ続けると短母指伸筋・長母指外転筋が炎症を起こし痛みが生じるのです。
また、スマホ肘は『上腕骨の内側上顆炎・外側上顆炎』の2種類あり、肘の内側外側にある出っ張っている骨の周辺に痛みを感じます。
ゲームや動画を見たりで長時間スマホを持っていることで前腕に負担が常にかかり、それが繰り返し続くと筋肉の張り感や違和感から段々と痛みに変わっていき、物を持つこともツラくなることもあります。
テニス肘やゴルフ肘とも言われています。
自宅で簡単セルフチェック
少しでもこの症状が思い当たる方はセルフチェックしてみましょう!
まずはスマホ指のチェック
- 気になる手をまっすぐ伸ばし、親指を内側に握りこむように握りこぶしを作ります。
- そのまま小指側に手首を曲げます。
この時に親指側の手首に痛みがあるとスマホ指の疑いがあります。
次にスマホ肘のチェック
- 肘を伸ばした状態で手のひらを下に向け、椅子やカバンなどの持ちやすいものを持ち上げます。その時に親指側の肘周辺(外側上顆)に痛みが出るか痛みが強くて持ち上げることも厳しくなります。
- 肘を伸ばした状態で手のひらを上に向け、椅子やカバンなどの持ちやすいものを持ち上げます。その時に小指側の肘周辺(内側上顆)に痛みが出るか痛みが強くて持ち上げることも厳しくなります。
自宅で出来ること
セルフチェックで痛みは出たが普段痛みを感じない人はスマホ指・スマホ肘予備群なので利き手(特に親指)をなるべく休ませてあげましょう。一度痛みが出ると痛みが引きにくくなってしまいます。
最近痛み始めた方は動かしたり揉んだりするのはやめましょう。
炎症が引かなくなってしまいますので、まずは氷でアイシングをして炎症を抑えましょう。
ビニール袋に氷と少々の水を入れ、痛いところに当ててサランラップでクルクル巻けばできあがり!
最初は痛いくらい冷たいですが、我慢すると慣れてきて感覚がなくなってきます。
そのまま10分~15分程度をPC作業後やゲーム後に行うだけで症状の進行を緩和させてくれます。
※アイシングは応急的に悪化を防ぐだけで治すものではありません!!
しかし、自宅で出来ることには限界があります。
悪化して慢性化するとかなりやっかいな痛みと長くお付き合いすることとなります。
安静にしてもなかなか痛みが引かないなどとありましたら悪化する前に早めにご相談ください。
当院ではMORACT筋膜リリースや立体動態波などで痛みと炎症を抑え、症状が落ち着いてきたら再発しないようにアプローチしていきます。
必要であれば自宅で出来るストレッチ指導やテーピングを巻いて日常生活をサポートさせていただきます。
※現在ヴィガー接骨院は新型コロナ対策として完全予約制にて受付しております。
前橋市・高崎市にお住いの方でスマホ指をはじめとした身体の不調・痛みでお困りの方はご予約のうえ安心してご来院ください!